インプラント治療について

歯を失ってしまった場合に
行う治療です
インプラント治療とは、歯を失ってしまった場合に、インプラント体とよばれる人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上から人工の歯を被せる治療方法です。顎の骨としっかりと結合するため、制限無く食事をとることができます。また、自然な見た目で人工の歯と見分けがつきにくいです。歯を失ってしまった方や、入れ歯がすぐに外れるなどのお悩みがある方はお気軽にご相談ください。
- 歯を失ってしまった
- ブリッジを検討している
- 歯周病で歯がボロボロ
- 他院でインプラント治療を断られてしまった
- 入れ歯を装着しているがすぐに外れる
など

インプラントは天然の歯と見た目が変わりません。

顎の骨としっかりと結合しますので、硬い物でもしっかりと噛むことができます。

ブリッジのように周りの歯を削る必要がありません。
抜けた状態を放置してしまうと、
下記のような状態になる可能性があります。
- 01
- 向かい合う歯が伸びて両隣の歯が倒れてしまう
- 02
- 残った歯の寿命が短くなってしまう
- 03
- むし歯になりやすくなる
- 04
- 食事が楽しめなくなる
- 05
- 歯ぐきが痩せて顎がたるんで見える
による食事の違い
残っている歯の本数によって、
食べられる物が違います。
歯を大切にし、
いつまでも制限のない楽しい食事が
できるようにしましょう。
- フランスパン
- たくあん
- 酢ダコ
- 堅焼きせんべい
- スルメイカ
- かまぼこ
- れんこん
- 豚肉(薄切り)
- おこわ
- きんぴらごぼう
- ナスの煮付け
- うどん
- バナナ
他の治療法との比較
インプラント
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ブリッジ
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入れ歯
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|
---|---|---|---|
噛む力(天然の歯を100%とした場合) |
◎
90%:天然歯とほぼ同じくらいの力で噛むことができます。 |
○
60%:天然歯の半分くらいになってしまいます。 |
△
30~40%:天然歯と比べると格段に噛む力が弱くなります。 |
見た目 |
◎
審美性に優れ、美しい仕上がりになります。 |
○
ブリッジは保険と自費どちらかを選択することができます。保険適用外の素材を使用すれば、天然歯に近い仕上がりになります。 |
△
入れ歯も保険と自費どちらかを選択することができます。保険適用の入れ歯の場合、銀色のバネが目立ちますが、自費だと目立ちにくいです。 |
他の歯への影響 |
◎
健康な両隣の歯に負担をかけることはありませんので、健康な歯を長く持たせることができます。 |
×
両隣の歯をたくさん削る必要があるため、寿命が短くなってしまいます。 |
△
両隣の歯にスクラブと呼ばれるバネをひっかける必要があるため、負担がかかります。 |
耐久性 |
◎
10年経過後でもわずか4%程のみが破損や不具合で作り直しになります。 |
△
8年経過後、約50%が破損や作り直しになります。 |
×
4年経過後、約50%が破損や作り直しになります。 |
外科治療 |
△
手術を伴う |
○
不要 |
○
不要 |
費用 |
△
自費診療なので高くなりやすい。 |
○
保険適用と自費診療のものがある。 |
○
保険適用と自費診療のものがある。 |
違和感 |
◎
違和感が少ない。 |
○
違和感はほとんどない。 |
×
違和感や異物感がある。 |
長持ちさせるために
- 歯周病はないか
- もともとのむし歯リスクが高くないか
- 噛み合わせに問題はないか
- 定期健診を行っているか
- 歯みがきがきちんとできているか
- 歯ぎしりをしないか
- 喫煙はしていないか
上記のような要因でインプラント治療の予後が変わります。
どの治療を行っても、定期健診を行うことで長持ちするようになります。
また、破損などが起こった場合にもすぐに対応することができます。
インプラント治療の流れ
インプラント
オーバーデンチャーについて

インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーとは、複数の歯を失ってしまった場合に全ての部分にインプラントを埋入するのではなく、1本のインプラントに対して複数の上部構造を支えるようにする治療方法です。従来の入れ歯と比べると、密着性がありグラつきもなくなるため、噛み合わせも自然です。しっかり噛めるだけではなく、顔貌の回復も十分考慮した設計を行っています。
また、年齢とともにケアが難しくなった場合、固定式のインプラントからインプラントオーバーデンチャーに変更する場合もあります。
オーバーデンチャーの特徴
優れている
軽減
シンプルな構造
しやすくなる
よくあるご質問
入れ歯からインプラントにすることは可能ですか?
もちろん可能です。全てインプラントで噛み合わせを作るタイプや入れ歯をインプラントで支えるタイプ、骨が無い方には4本のインプラントで噛み合わせを作るAll-on-4にも対応しています。当院では症例に合わせて色々な方法で対応ができますのでお気軽にご相談ください。
インプラント治療にはどのくらいの時間がかかりますか?
1本のインプラントを埋入する施術で約1時間、複数のインプラントを埋入する場合には2時間程度かかることもあります。症例や難易度により多少前後することがございますので、詳しい内容は担当医からご説明させていただきます。
インプラント手術は誰でも受けることができますか?
顎の骨が完成する18歳以上の健康な方であればどなたでも手術をすることができます。ただし、お口の清掃が不十分な方、重度の全身疾患(重度の糖尿病・心疾患・腎疾患・肝疾患・喘息等の呼吸器系疾患・高血圧など)がある方、妊娠中の方には手術を行うことができない場合がございます。
インプラントはどのくらい使用できますか?
10年で96%、20年で92%の使用率が目安です。
インプラント治療も人工物を使った「医療」なので、埋入後100%一生使用できるとは限りません。ただし、失活歯の10年予後(神経を抜いた歯が10年後にどれくらいもつか)は70%程度と言われているので、長期予後安定性はインプラントのほうが相当高くなっています。
そのため、定期健診の継続により一生涯インプラントが問題なく使用できることも非常に多くなっています。
インプラント手術は痛くないですか?
手術中は麻酔を使用するため、ほとんど痛みを感じることはありません。
手術後に麻酔が切れてから痛みが出てきた場合は、痛み止めをお飲みいただければ問題なく通常通りの生活を送ることができます。
治療費について
1本(仮歯代込) | 450,000円(税込495,000円) |
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リスク・副作用
リスク・副作用について
・骨が成長途中であるお子様(およそ18歳未満の方)は、インプラント治療はできません。
・手術直後は、腫れや痛み、違和感、出血などが発生する場合がありますが、大体2~3日で治まります。
・口腔内の衛生状態が悪い方、歯ぎしり、くいしばりの強い方はインプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。
・上顎にインプラントを埋入する際に上顎洞を破る可能性があります。